空き家問題の現状The prevalence of vacant properties
京都府の将来人口予測と空家数の推移
年度 | 年度人口(予測値) | 空家数(予測値) |
2020年 | 256.4万人 | 24.0万戸 |
2025年 | 249.0万人 | 26.5万戸 |
2030年 | 240.7万人 | 29.0万戸 |
2040年 | 224.0万人 | 32.0万戸 |
2050年 | 205.0万人 | 35.5万戸 |
人口データ: 国立社会保障・人口問題研究所の2023年推計による京都府の予測(IPSS)
空家数の予測: 2020年のデータを基に、人口減少に伴う空家増加率を推計しています。
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空家所有=資産保有は、ちょっと違う。
近年、日本では人口減少が進み、それに伴い空家が急増しています。これにより、空家が単なる「資産」としての価値を保つことはますます難しくなっています。空家をそのまま放置すれば、建物は劣化しメンテナンス費用がかさむ一方、賃料収入も得られずに負担が増えるばかりです。
かつては「土地や建物は持っているだけで価値が上がる」といった時代もありました。しかし、人口減少と不動産市場の変化により、そのような値上がり益に頼る考え方はもう通用しません。今、空家を所有することは、資産どころかコストやリスクを抱えることになりかねない状況です。 -
だからこそ、空家オーナーの積極的な取り組みが求められています
このような状況下で、空家を「問題」ではなく「可能性」として捉え、活用することが非常に重要です。適切なメンテナンスやリノベーション、あるいは賃貸や売却を通じて、空家を再び地域の資産として活用する方法があります。
空家オーナーとして積極的に取り組むことで、空家問題が解決に向かうだけでなく、地域の活性化にもつながるかもしれません。負の遺産として空家を抱えるのではなく、次の世代に繋げるための新しい価値を創り出すチャンスです。